泉州はたまねぎの歴史はけっこう古い
たまねぎの産地といえば、いろいろと思いつくと思いますが古くは明治期にたまねぎが日本に伝えられたころ、泉州のたまねぎ栽培がはじまりすぐに一大産地に成長しました。しかし、その後の人口増もあり徐々に生産量を減らしていきました。
それでも30年ほど前までは住宅地でも春先になるとたまねぎの香りで季節を感じられる場所が泉州でした。
そんな泉州でつくられる泉州たまねぎは肉厚でみずみずしく、甘みをつよく感じるたまねぎとして各地から泉州たまねぎのご注文をいただいています。
年中お届けできなくて残念ですが、旬の泉州たまねぎを味わってみてください
たまねぎといえば、保存しやすくどんなお料理にでも使える万能な野菜として、いつもスーパーに並んでいるとおもいますが、残念なことに泉州たまねぎは一年を通してお届けすることができません。泉州たまねぎの特徴であるそのみずみずしさから、傷みやすいというのも事実です。
その分、旬の泉州たまねぎは格別で水にさらさないで、薄くスライスしたものそのままサラダとして食べることもできるのが泉州たまねぎです。
やっぱり生産者として、一番おいしい時期の泉州たまねぎをお届けしたいと思っていますので、ぜひ旬の時のいちばん美味しい泉州たまねぎを食べてみてください。
たまねぎが苦手だったというひとから聞く、ある変化
ときどき、たまねぎが苦手という方にお会いすることがあります。たまねぎの辛味成分「硫化アリル」によるものなのですが、旬の泉州たまねぎはその辛味成分を感じにくいという特徴があります。
そのため、たまねぎが苦手という方が次にお会いした時にたまねぎが苦手だったという方に変化することもしばしば。
もちろん、熱を通せば揮発性の高い硫化アリルによる辛味は感じにくく、反対にもともと多く含まれている糖のおかげで強い甘みにかわるのでお味噌汁などにはもってこいです。